この映画をやっと見ました。
(AmazonPrimeで)
映画の公開時には
二宮さんが主演だということで
テレビでの番宣をよくやっていましたね。
だからずっと気になっていました。

3月30日
千鳥ヶ淵戦没者墓苑入口にて
シベリア抑留に関しては
今まであまり目にすることがなく
新宿の平和祈念展示資料館で
見るくらいでした。
あんなに過酷な生活を強いられていたとは!
でも、その中で希望を失わない主人公の
山本幡男さんは、素晴らしいですね。
自分だけでなく、周りの人を助けているから
尊いです。
ホロコーストの「夜と霧」の著者を
思い出します。
でも、この山本さんは、自分は病気で亡くなり
帰国を果たすことができませんでした。
遺言がわりのノートすら持ち出すことができない。
ソ連の非情さに怒りを覚えてしまいます。
その遺言を、一緒に過酷な生活を耐えていた
仲間たちの協力で、家族に伝えることができました。
涙がでてしまいます。
山本さんは、周りを助けていたからこそ
だと思いますが、
それでも、伝えることができてよかったです。
実際には、伝えることもできなかった人たちが
大勢いらしたのでしょうから。
最近あまり戦争の映画が作られることがなくて
寂しい思いをしていました。
二宮和也さんが、こうやって映画に出てくれると
注目をあびて、もっとみんなに知ってもらうことが
できるので、ありがたいことだと思います。