噫横川国民学校

東京大空襲・戦災資料センターに行ってきました。

去年も今頃に行きました。
去年は初めてだったので、
行くのに迷いました。

江東区北砂って、
今まで縁のない土地だったからです。

東京大空襲の時に
朝鮮の方が土地勘がないために
逃げ惑った、という体験記を
わが身に置き換えて実感したものでした。

、、、まぁ、私が方向音痴だから、
というのもあるのですが、、、

今回は、わりとスムースに
たどり着くことができました。

展示してある資料は
去年とかわりはないと思うのですが
今回、目を引いた展示物があります。

「噫横川国民学校」(書画)

今まで、戦争に関する番組を
できる限り録画していましたが
録画したことに安心して
ちゃんと見ていないものも多く、
その中に
昭和の選択 東京大空襲が生んだ悲劇の傑作「噫横川国民学校」(NHK)
がありました。

2017年の放送です。
どれだけ放置していたのか、、、

最近、このサイトを作るにあたり
録画した番組をデータベース化しようと思い立ち、
以前の録画を見直したりしていました。

それで、この番組があったことを
改めて思い出したのです。

この書を書いた井上有一は
横川国民学校の先生をしていました。

子どもたちと疎開をしていたのですが
卒業を迎える子たちと共に
東京へ戻ったとき、
東京大空襲にあったのです。

自分は九死に一生を得ましたが
教え子たちは犠牲になりました。

その嘆きをこの「書」に込めたといいます。

テレビで見たときは、
その背景は説明されたのですが
書、自体は、よく読めなかったのです。

書家の書く毛筆の書ですからね~

今回、資料センターには、
言葉をわかりやすくしたものが
おいてありました。

やっと、何が書いてあるのか
わかりました。

そして、その内容の悲惨さに
改めて絶句しました。

東京大空襲の悲惨さを描いた絵は
よく見ますし、資料センターにも
展示されています。

体験記は文字で、その時の悲惨さを
語っています。

同じ文字でも、書で表現すると
文字の内容でも伝わるし、
絵のように心の奥底からの叫びを
表現することができるのだと、
書もさすがに芸術のひとつと
されることに納得しました。

去年も同じところを見ていたはずなのに
なぜ素通りしてしまったのだろう??

と、悔やむばかりです。

最近、戦争資料館や平和館などに
訪れることが多いのですが
1年に1回は、同じところに
また伺おう、伺わなくてはならない
関心を持たなければならない
と強く思いました。