町田市には、「武相荘」という
旧白洲邸があります。
従順ならざる日本人
と言われた白洲次郎が
東京郊外の鶴川村に求めた
萱葺き屋根の民家です。
昭和15年という時代に
必ず日米戦争が起こり
戦争が起これば食料不足が起きると
予測し、農業をするために
移り住みました。
このことは、以前
「にっぽん!歴史鑑定」
という番組で知りました。
町田市にあるこの武相荘ですが
今まで行く機会がなく
今日やっと行くことができました。
カントリー・ジェントルマンとして
ここで過ごしたのですね。
カントリー・ジェントルマンというのは
あえて中央の政争や喧噪から距離を置き、
地方に在住しつつ中央の情勢に目を光らせる
という、英国貴族の考え方だそうです。
白洲次郎さんの信念は「プリンシパル」
原理・原則だとういうことです。
戦争の行く末を予測して
それに備えたり、
戦後も、GHQのいうなりにならず
何が1番いいことか?
をちゃんと把握してブレない方だったようです。
戦争もののドキュメンタリーや
映画を見て、
流されない!流されたくない!
と思っていました。
どうしても、世の中の風潮というものに
感化されて流されていきがちだからです。
物事の本質を見る目を持ちたい
と思っていました。
この白洲次郎さんという方は
本当にそういう目を持っていらしたのだな
本当にそういう人がいたんだな
と改めて思いました。